障害年金Q&A

ご依頼されたときの費用について

年金の加入について

ご本人の傷病状況と障害年金について

請求書類について

請求書類の提出について

併給について

 

ご依頼されたときの費用について

着手金0円って本当ですか?
はい。初めての年金の申請(裁定請求)、年金額の改定請求については、結果が出る前にお支払いは発生いたしません。不服申し立て(審査請求、再審査請求)については、扱いが異なります。

 

障害年金の申請(裁定請求)、不服申し立て(審査請求、再審査請求)、年金額の改定請求ってなんですか?
■障害年金の申請(裁定請求)
今まで障害年金の請求を1度もしたことがなく、初めて請求する場合。
傷病名Aで請求したことはあるけど、Aとは因果関係がないBで初めて請求する場合やAとBを併せて初めて請求する場合も初めての請求となります。

■不服申し立て(審査請求)
裁定請求をして出た結果(不支給、決定等級)が不服として請求すること。
傷病名Aで請求した結果、年金支給となったけど認められた障害の等級が低い場合、または年金が不支給となった場合、この結果に対して納得がいかないので請求すること。

■不服申し立て(再審査請求)
審査請求をして出た結果が不服として請求すること。

■年金額の改定請求
障害年金の支給が決定されたときの障害の状態が悪化したので、さらに上位の障害等級に該当していることを請求すること。

 

成功報酬ってどういうことですか?
障害年金を請求(裁定請求、審査請求、再審査請求、年金額の改定請求)し、年金を受け取れるようになった場合にのみ、お支払いが発生するものです。 年金支給決定後、初回の年金入金は年金の4~6ヶ月分ですので、この中からお支払いいただけます。

 

年金の支給が決まり、年金を受け取れるようになった場合、着手金、成功報酬以外に払うものはありますか?

立替えとなります①請求に添付する各種証明書の取得料、②交通費・通信費の実費発生分をお支払いいただきます。
お支払いの時期は、障害年金の請求書類を年金事務所へ提出した時です。

例)

診断書の取得料:5,000円~10,000円(医療機関により異なります)

交通費:当事務所から走行距離10kmあたり200円、有料道路利用の場合は、その実費料金

ご依頼された場合の費用については、事前にご説明いたします。

 

依頼したけど、年金を受け取れなかった場合、支払うものはありますか?
立て替えとなりなす①請求に添付する各種証明書の取得料、②交通費・通信費の実費発生分をお支払いいただきます。
お支払いの時期は、障害年金の請求書類を年金事務所へ提出した時です。

この実費費用につきましては、事前にご説明いたします。

 

年金の加入について

今までの年金の加入履歴が分かりません、どうしたらいいのでしょうか?
初診日に年金(国民年金、厚生年金保険)に加入していることが障害年金を受け取るための条件のひとつです。ご自身の加入履歴が分からない場合は、お近くの年金事務所へおたずねください。

年金事務所 管轄区域 住所 電話
静岡
年金事務所
葵区, 駿河区 〒422-8668
静岡市駿河区中田2-7-5
054-284-4312
清水
年金事務所
清水区 〒424-8691
静岡市清水区巴町4-1
054-353-2231
浜松東
年金事務所
東区, 南区, 浜北区, 天竜区, 磐田市 〒435-0013
浜松市東区天龍町188
053-421-0498
浜松西
年金事務所
中区, 西区, 北区,
湖西市
〒432-8015
浜松市中区高町302-1
053-456-8512
沼津
年金事務所
沼津市, 御殿場市,
裾野市, 駿東郡
〒410-0032
沼津市日の出町1-40
055-921-2205
三島
年金事務所
三島市, 熱海市,
伊東市, 下田市, 伊豆市, 伊豆の国市, 賀茂郡, 田方郡
〒411-8660
三島市寿町9-44
055-973-1728
島田
年金事務所
島田市, 焼津市,
藤枝市, 牧之原市, 榛原郡
〒427-8666
島田市柳町1-1
0547-36-2211
掛川
年金事務所
掛川市, 袋井市,
御前崎市, 菊川市,
周智郡
〒436-8653
掛川市久保1-19-8
0537-21-5521
富士
年金事務所
富士市, 富士宮市 〒416-8654
富士市横割3-5-33
0545-61-1901

 

ご本人の傷病状況と障害年金について

働いていると障害年金を受け取ることはできませんか?
受け取れます。働きながら障害年金を受け取られている方はたくさんいます。ただ、20歳前から障害があったことにより受け取れる障害年金については、ご本人の年間所得の額によっては、所得制限により障害年金の支給が停止されることがあります。働いているという事実だけで障害年金を受け取れないということはありません。

 

障害者手帳を持っています。障害年金を受け取れますか?
受け取れることがあります。障害年金の等級と障害者手帳の等級(身体障害者手帳1~6級、精神障害者保健福祉手帳1~3級、療育手帳A・B等の区分)の認定基準はそれぞれまったく異なります。このため、手帳が1級でも障害年金に該当しないこがありますし、手帳は4級だけど障害年金の2級を受け取れるということがあります。

自分の病気は該当するのかな?と思われた方は、一度お調べになってはいかかでしょうか。分からない方は、お気軽にお問い合わせください。

 

どんな疾病だと障害年金に該当しやすいのですか?
障害年金申請で使用する診断書は8種類あります。診断書ごとの疾患名をご案内します。

診断書による区分 疾患名
眼の障害 白内障、緑内障、ブドウ膜炎、眼球萎縮、網膜色素形変性症、癒着性角膜白班、網膜脈絡膜萎縮など
聴覚、鼻腔機能、
平衡感覚、
そしゃく・嚥下機能、言語の機能障害
メニエール病、感音性難聴、突発性難聴、頭部外傷や音響外傷による内耳障害、薬物中毒による内耳障害、外傷性鼻科疾患、咽頭摘出術後後遺症、上下顎欠損など
肢体の障害 上肢や下肢の離断または切断障害、上肢や下肢の外傷性運動障害、脳卒中、脳梗塞、脳軟化症、重症筋無力症、関節リュウマチ、ヒュルガー症、脊髄損傷、進行性筋ジストロフィー、変形性股関節症など
精神の障害 老年および初老期認知症、その他の老年性精神病、アルコール精神病、頭蓋骨内感染に伴う精神病、統合失調症、そううつ病、てんかん性精神病、高次脳機能障害、知的障害、アスペルガー症候群や自閉症などの発達障害
呼吸器疾患の障害 肺結核、じん肺、気管支ぜんそく、慢性気管支炎、膿胸、肺線維症など
循環器疾患の障害 慢性心包炎、リウマチ性心包炎、慢性虚血性心疾患、冠状動脈硬化症、狭心症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、心筋梗塞、慢性心不全、拡張型心筋症、心臓ペースメーカーや植込み除細動器(ICD)または人工弁の装着、悪性高血圧、高血圧性心疾患、高血圧性腎疾患(ただし脳溢血による運動障害は除く)など
腎疾患、肝疾患、
糖尿病の障害
慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、肺炎、肝硬変、多発性肺腫瘍、肺ガン、糖尿病、糖尿病性と明示された合併症など
血液・造血器、
その他の障害
悪性新生物(ガン)、尿路変更術、人工肛門や新膀胱の増設、ダンピング症候群、ヒト免疫不全ウィルス感染症(HIV)など

障害年金を知らなかったけれど、自分の病気は該当するのかな? と思われた方は、一度お調べになってはいかがでしょうか。 一部の疾患については、傷病別認定基準15に掲載しておりますが、分からない方は、お気軽にお問い合わせください。

 

どんな状態だと障害年金に該当しますか?
障害認定日の特例(状況に該当した場合初診日から1年6ヶ月を待たずに請求できる)を次のとおりご案内します。
  • 人工透析療法を行っている
  • 人工骨頭または人工関節を装入置換している
  • 心臓ペースメーカー、ICD(植込み型除細動器)または人工弁を装着している
  • 人工肛門または新膀胱の造設、尿路変更術を施術している
  • 肢体を切断または離断している
  • 咽頭全摘出をしている
  • 在宅酸素療法を行っている
  • 脳血管疾患による肢体障害で、初診日から6ヶ月経過し症状が固定している
  • 人工心臓または胸部大動脈解離や胸部大動脈瘤により人工血管(ステントグラフトも含む)を装着している
  • 心臓または補助人工心臓の移植手術を受けた
  • CRT(心臓再同期医療機器)、CRT-D(除細動器機能付き心臓再同期医療器)を装着している
  • 遷延性植物状態である
上記の状況に該当している、上記の事由で身体障害者手帳をお持ちの方は障害年金を受け取れる可能性が高いです。一度、障害年金の申請をお考えになられたらいかがでしょうか?申請の手続が大変でしたら、お気軽にご相談ください。

 

請求書類について

障害年金を受け取るにはどんな書類が必要ですか?
必要書類のページをご覧下さい。

 

障害年金申請の請求書類を受け取りに役所へ行きましたが、「その症状では障害年金に該当しないよ」と言われ、用紙を受け取ることができませんでした。
役所の窓口は、用紙の請求に対して配布する責任があります。役所の窓口は、年金に該当するかどうかを判断するところではなく、また申請書類の受付を拒否する権限はありません。もう一度、役所へ行ってみましょう。

 

「病歴・就労状況等申立書」の記入に困っています。
「病歴・就労状況等申立書」は、ご病気・おケガの今までの経過期間について漏れがなく、かつ、診断書の記載内容と矛盾なく記入しなければ年金の受け取りに結びつきません。また、治療内容、お医者さんの説明やご自身の日常生活状況について、どう記載していくのかが障害年金を受け取ることへの大きなポイントとなります。

当事務所では、十分なヒアリングを行うことにより、的確な記載をします。

 

診断書の記載内容によって、障害年金を受け取ることに差が生じますか?
診断書の記載内容が障害年金の支給決定に大きく影響することがあります。

当事務所では、診断書の記載内容についてアドバイス、必要に応じてお医者さんへ診断書の作成依頼時には付き添い、お医者さんへお話をさせて頂きます。

 

請求書類の提出について

自分で年金事務所に行って、いろいろと主張してきたから年金を受け取りやすくなったのでは?
障害の認定は、年金事務所では行いません。診断書にもとづいて障害認定医という専門の医師の審査結果および提出された書類を総合的に判断して認定されます。

当事務所では、書類をそろえる段階で「もらえる見通し」を立てながら提出しています。

 

年金事務所へ障害年金の書類を提出した後、自分に直接問い合わせがきますか?
提出書類に不備があるときなどは、電話または郵便で連絡があることがあります。

当事務所では、書類不備がないことはもちろん、問い合わせがある場合の対応は、ご依頼人の代わりに対応いたします。

 

障害年金の申請を依頼してから年金事務所へ提出するまでどのくらいかかりますか?
一般的なケースで、おおよそ2~3ヶ月程度かかります。
一番時間がかかるのは、お医者さんや病院へ作成依頼した診断書等が出来上がるまでの時間です。診断書等の作成が2~3週間程度かかるとしたら、ご依頼日より2~3ヶ月程度で提出します。

個別のケースにより、ご依頼を受けてから提出までの期間は異なりますが、ご依頼を受けましたらすぐに着手して、随時進捗状況をご依頼人へご報告しています。

 

書類を年金事務所へ提出したから障害年金の支給決定まではどのくらいかかりますか?
日本年金機構の案内では、3ヶ月半となっています。
早い場合、国民年金は2ヶ月程度、厚生年金は3ヶ月程度です。途中で何らかの事情で書類の返戻があるとその分遅くなります。

ご依頼を受けた案件につきましては、提出して2~3ヶ月後になったら、年金事務所で処理状況を確認し、ご依頼人へご報告しています。

 

併給について

仕事中のケガ(病気)で労災保険の給付を受けています。労災保険給付を受けることとなった同じ事由のケガ(病気)で障害年金も受け取れますか?
障害年金の認定基準を満たせば受け取れます。ただし、両方とも満額受け取れるわけではなく、障害年金は全額支給され、労災保険の給付が次のように減額されます。

     労災保険
社会保険 
障害補償年金
(障害年金)
傷病補償年金
(傷病年金)
休業補償給付
(休業給付)
障害基礎+障害厚生 73% 73% 73%
障害厚生のみ 83% 86% 86%
障害基礎のみ 88% 88% 88%


社会保険:国民年金、厚生年金保険
障害基礎:国民年金、障害厚生:厚生年金保険
ただし、20歳前の障害による障害基礎年金および障害手当金については、労災保険の給付が優先支給となります。

 

傷病手当金を受けています。障害年金も受け取れますか?
傷病手当金と障害年金の両方の受け取りについては次のケースごとに異なります。
①傷病手当金と障害基礎年金(国民年金)
  • 併給調整されずに両方同時に受け取れます。

②傷病手当金と障害厚生年金(厚生年金保険)

ⅰ支給事由が同一傷病の場合
  • 障害年金が優先して支給されます。
  • 傷病手当金の金額が障害年金の金額より多い場合、傷病手当金の金額は障害年金の額を引いた差額が支給されます。
ⅱ支給事由が同一傷病でない場合
  • 併給調整されずに両方受け取れます。

 

特別障害者手当を受けています。障害年金も受け取れますか?
併給調整されずに両方受け取れます。

 

生活保護を受けています。障害年金も受け取れますか?
生活保護と障害年金の両方を受け取れる場合、
  • 障害年金が優先して支給されます。
  • 生活保護費の金額が障害年金の金額より多い場合、生活保護費の金額は障害年金の金額を引いた差額が支給されます。

 

雇用保険の失業給付を受けています。障害年金も受け取れますか?
併給調整されずに両方同時に受け取れます。ただし、雇用保険の失業給付は、就労可能な人に支給されるものなので、障害年金2級の就労不能がほぼ条件になっている障害(精神障害と内部疾患等)については、両方を同時に受け取ることは難しい場合があります。

 

障害年金を受けています。老齢年金を受け取れる65歳になりました。受け取る年金は変わりますか?
次の組み合わせのケースでどれか高い方の金額を選択して受け取れます。
  • 老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金(厚生年金保険)
  • 障害基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金(厚生年金保険)
  • 障害基礎年金(国民年金)と障害厚生年金(厚生年金保険)
金額についての詳細は、最寄りの年金事務所へおたずねください。