障害年金とは

国の所得保障制度には、①年金、②生活保護、③社会手当の3つの柱があります。年金は、国民の所得を保障する重要な制度であり、老齢・死亡・障害などの事由に対して支払われます。

障害年金の目的は、


  • 障害が原因で労働に支障があり、所得が減少または喪失しがちな方々
  • 障害が原因で通常の生活に困難がある方々


に対し、所得を保障することによって生活を保障し、障害者の福祉向上を図ることです。

しかし、障害年金を受け取るためには、いくつかの難しいハードルがあります。このため、ご本人やご家族による請求は難しく、本来受け取るべき方が受け取ることができないという現実があるのです。

また、次のように、障害年金という存在そのものが知られていないという状況があります。


  • 「病気やけが等により一定以上の障害の状態になった場合に障害年金が支給される」と知っている人の割合は54%(平成23年の厚生労働省の国民年金被保険者実態調査)
  • 障害者手帳(身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療養手帳)の取得者のうち、20歳以上は約700万人。障害年金の受給権者は約219万人(平成21年度末、総務省統計局「日本の統計」)


厳密に言うと、障害者手帳と障害年金の等級は認定基準が異なるので、連動はしていません。しかし、障害年金の周知が不足していることは確かです。障害年金を受け取ることができるのに、請求をしていない方が少なくないことが推測されます。

当サイトをご覧いただいて、「もしかしたら、自分(家族・知人)は障害年金を受け取れるのでは?」と気になった方、調べてみたけどわからなかったという方、調べたいけど難しそうだと思われた方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

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