肝疾患による障害の程度は、自覚症状、他覚所見、検査成績、一般状態、治療および病症の経過、具体的な日常生活状況等により総合的に認定されます。
慢性肝炎は、原則として認定の対象としないが、下記の認定基準の障害状態に相当するものは認定の対象となります。
肝硬変は、その発症原因によって、症状、進行状況を異にするので、各疾患固有の病態に合わせて認定されます。
肝臓の障害認定基準 |
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1級 |
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2級 |
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3級 |
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検査成績・臨床所見(一部示す)
検査項目・臨床所見 | 基準値 | 中等度異常 | 高度異常 |
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血清総ビリルビン(mg/dl) | 0.3~1.2 | 2以上3以下 | 3超 |
血清アルブミン(g/dl) | 4.2~5.1 | 3.0以上3.5以下 | 3未満 |
血小板数(万/μl) | 13~35 | 5以上10未満 | 5未満 |
プロトロンピン時間(PT)(%) | 70超~130 | 40以上70以下 | 40未満 |
腹水 | 腹水あり | 難治性腹水あり | |
脳症 | Ⅰ度 | Ⅱ度以上 |